父親が広島で原爆を受けた原爆被爆者の子どもです。放射線の防護基準を、緊急時だからといって緩和しないでください。
放射線の影響にこれだけなら大丈夫というしきい値はなく、多くの被爆者とその子どもや孫が放射線の影響ではないかと思われる病気で苦しんできました。
原発の事故で、本来なら受けなくてもいい放射線の被曝を余分にしているわけですから、年1ミリシーベルト以下に抑えるというのは、とても大事なことです。
それができない現実があっても、それは被害を受け続けている人々がそこにいるということであって、国や原子力を扱う企業は加害者としての責任を負うということです。
決して、リスクベネフィット論や公共性という言葉でゆるされるものではありません。
避難する権利や被曝を強要されている人々の援護を国と原発企業の責任で行うことが必要なことであって、放射線の防護基準を変えて緩くすることは絶対に反対です。
核と人類は共存できないということを、原発事故を契機にもっと多くの人々に知らせることが大切です。
今回のICRPの放射線の防護基準を変える(緊急時だからといって緩める)ことは許せません!
私たちの声をきいてください。どれだけ、核の被害に苦しむ人を作ればいいのですか?
原子力産業で儲けたり、核兵器の材料を作る世界を変えましょう!!お願いします。